床暖房は足元から静かに暖まり、ホコリを撒き散らしません。空気がきれいでアトピーでお悩みの方がいらっしゃったとき、たいへん喜ばれました。
お客様からのお話です。リューマチ、神経痛持ちのお母様が、娘さんの出産手伝いに上京された際、床暖房のお陰で痛まずにたいへん助かったとおっしゃってくださいました。
高齢の方が脳卒中で倒れたが、倒れたところが床暖房で暖かったので命を取り留めたいへん感謝されましたという声をいただきました。
床暖房を入れたので婦人病がやわらいだと喜んでいただきました。体を温めることが大切だという事がよくわかった、とお話いただきました。
自治体庁舎の吹抜ロビーにOAフロア対応の床暖房を導入していただきました。空間の有効利用に貢献したというお声をいただきました。
建築会社から床暖房の注文を受けたケースの場合ですが、予算の関係などで床暖房ヒーターを減らして、しっかり暖まらないという結果になることがあります。
特にエアコンがある場合、床暖房の効果を信じない建築会社からは、エアコン暖房をあてにして、床暖房ヒーターの範囲を縮小される例が大変多いです。
建築業者さんには床暖房の十分な理解を求めながらこうしたケースを収録し、床暖房施工店には設計施工上のポイントをまとめて知らしめ、「あたたまらないケース」を減らしていく活動をしていく
温水床暖房で、温水マットに釘打ちをしてしまい、2年後漏水してしまったケースがあります。
・大工さんには注意を促す
・水圧検査を徹底して実施することを推進していく
電気系統が2回路必要な電気式床暖房で、温度センサー位置が交差しており、床の温度が異常に過熱したケースがあります。
施工完了後、交互に通電テストをすることを徹底していく
温水床暖房で、銅配管の配管がロウづけ不足で漏水したケースがあります。
工事スタッフへの注意の喚起と検査の徹底
電気式床暖房で、リレー音が大きいメーカーのヒーターを設置して、夜間眠れないと言う苦情が出たケースがあります。
メーカー製品の問題点を事前に知り、取り付け位置を考えて対応
ブレーカーが落ちて困るというお客様からの問い合わせを受けました。
当協会業者の施工であればこのようなことはありません。
電気式床暖房で、単層200Vと3層200Vを間違えて1側配線し完成後電源処理しなければならなくなったケースがあります。
一般的に電気式面状発熱体の床暖房業者の場合、電気知識の無い業者が多いように思います。
当協会ではどうしようもない問題です。請負業者さんにも選定ミスがあると思います。
温水式床暖房で、80℃の高温を通水してもよいと言うメーカーの話の通りに施工したが、通水してみると床が軋んでしまったケースがあります。
床暖房は放射式なので、60℃位の通水がよい
床下の湿度が大変高い長野県軽井沢で十分な湿度遮断をせずに床暖房したところ、床材が腐ってしまったケースがあります。
建築業者さんの問題でありますが、防湿シートや十分な断熱材などで防ぐことができます。
蓄熱式床暖房で、深夜受電の熱容量で蓄熱で出来ない蓄熱材を敷設し、昼間の電気で補完させた結果、お客様に当初の想定より高い電気代を負担いただくことになってしまったケースがあります。
そもそも十分な蓄熱容量のない蓄熱材を販売する悪徳メーカーもあり注意を要するところです。
床暖房メーカーより、過昇防止センサー及び温度センサーが不用の製品と言われたのを前提に工事したところ、数年後に座布団の下が異常過熱をおこし床材が焦げてしまったケースがあります。
製品の選定ミス。メーカーという名前と遠赤外線という言葉にまどわされない賢明なユーザーであっていただきたい。
断熱の不十分な部屋に床暖房工事をしてしまうと暖まった熱が外部に逃げてしまい、電気代が余計にかかってしまうというケースがあります。
暖房には断熱が必要です。ヒーターが全てではありません。